2008年05月09日
仙南・仙塩広域水道漏水事故その2
鋼矢板で囲った中は深さ3mほど掘削されていますが、これ以上掘るのは危険なので、一旦ストップ。
周辺のゆるんだ地盤を固めるため、地下14mにセメントミルクを注入しています。
地下の部分にこのセメントが行き渡ると地盤が固まりますが、地下に行き渡らずに多くが地上に吹き出しています。
難工事です。
もう一方の北側では、2台の黄色い機械で速硬性の薬剤を注入し地盤を固めています。
いずれも、7m以上掘削して安全に補修作業を行うために欠かせない準備です。
この写真を撮ったのは午後3時半ごろですが、夕方には強度が確保され、掘削作業に入りました。復旧まで、昼夜わかたず徹夜で作業を進めるということです。
一方、5月8日午前9時から、日本水道協会経由で周辺各自治体から駆けつけて頂いた応援部隊の打合会を開催しました。
福島県から、福島市2台、相馬市、いわき市4台、会津若松市、郡山市2台
山形県から、新庄市、酒田市、山形市2台、米沢市、南陽市、姉妹都市の上山市、鶴岡市
県内から、仙台市5台、大崎市2台、涌谷町、栗原市2台、加美町、美里町、色麻町
各自治体から合計31台。それにご協力頂いた宮城乳運の大型タンクローリー車2台。
自衛隊の5トン水槽車5台。1トン水槽車5台。
困った時の神頼み、ではないのですが、いつもの心強い助っ人、市内の水道指定店会の皆さん。
実に多くの方々のご協力を頂いております。皆さん、お忙しい中駆けつけて頂きまして本当にありがとうございます。
断水に備えて、高台にある名取が丘地区には9ヶ所の給水ポイントを設けました。
広域水道からの送水は、7日午後4時にストップしていますが、岩沢水系の水は、岩沢にある巨大な貯水槽に一旦貯めて、そこから送水しているため、すぐには断水が起きません。
よく、「いつから断水するのか?」 とご質問を頂きますが、貯水槽の水がいつ無くなるかは、市民の皆さんの水の使い方次第なのです。
飲み水、炊事だけに水道水を使って頂けば、相当長く持ちます。
水道が出るからと、入浴に使われると、あっという間に無くなり、断水します。
名取市では、断水に備えて準備を整えておりました。
多賀城駐屯地の第22普通科連隊の皆さんです。
このほか、山形県の神町駐屯地からも応援にきて頂いております。
お陰さまで、夕方までは断水せずにすみ、各ポイントとも開店休業の状態でした。
ごくたまに水をもらいに来る方がおり、それに対応してもらっていました。
岩沢水系の貯水槽は午後6時30分ころからバルブを閉めて、仙台からの送水管に切り替えました。
岩沢水系は直径900mmの送水管。仙台からは300mmで来ています。断面流量は9分の1に。
当然、水圧は下がり、高台では徐々に断水が始まります。
当初、名取が丘の端末で3kg/cm2 あった水圧が午後7時過ぎには2kgになり、それが0.8に下がり、午後8時すぎには0になり、場所によって断水が始まりました。
5月8日は午後9時まで給水活動を行いました。
お世話様でした。
5月9日は午前10時から各給水ポイントで給水を行う予定です。
今回の事故は、自然災害ではありませんが、突発的にやってくる災害時にはどれほど大変な状況になるのか、その恐ろしさが想像できます。
復旧工事も、現場の状況次第では工事期間が伸びる心配もあります。状況が不確定で流動的である、ということを是非ご理解ください。
充分満足のいく対応が取れない場面もあろうかと思われますが、それぞれの立場で精一杯の努力をしておりますので、対応方よろしくお願いいたします。
この記事へのコメント
また,亘理町のように把握できた時点で,随時工事等の進捗状況をHP等に載せるべきと思う。
今回のことは,今後想定される宮城県沖地震に役立てていただきたい。
とはいえ,関係者は24時間体制で頑張っているので,とても感謝しております。原因もわかり,復旧の見通しも立ったことなので,体調に気をつけ,もう少しだけ頑張っていただければと思います。大変ありがとうございました。






